ホワイトボードがついたWebRTC会議システム「BizMee」
appear.inが火をつけたWebRTCブーム。
実際に使用してみると、会員登録やログイン、インストールが必要ないというのは、思った以上のメリットがあります。
はじめてオンラインで話す場合、相手に会員登録やインストールをお願いするのは、相手のITスキルによってはかなり負担になります。その点、WebRTCならURLを送ってクリックしてもらうだけなので、ハードルがかなり下がります。
ただ、appear.inを会議に使おうとすると、ホワイトボードや議事録を共有できないので不便を感じる場面があります。チャットボックスに書いた内容も保存できないため、結局、テキストに打ち込んでおいて後で共有したりする必要が出てきます。
WebRTC+ホワイトボードという組み合わせがあれば、非常に便利なんだけどなーと感じていました。そんな折、ついに登場しました。
https://bizmee.net/
実際に試してみましたので、いかにレポートします。
Bizmeeの基本機能は?
Bizmeeは、株式会社grabssによって開発された日本発のWebRTC会議システムです。メニューアイコンにカーソルを合わせると日本語で説明が出るため、英語に不安があった人でも安心して使えます。
会員登録やアプリのインストールなど不要ですので、appear.inと同様、簡単にオンラインミーティングに誘うことができます。
roomの名前を決めて、「入室」をクリックすると、次のような画面になります。
ビデオの画質や音質も十分なクオリティを持っています。
Bizmeeの議事録が使いやすい
右側に議事録が表示されます。これは、テキストチャットとは違い、Google Documentと同じような共有ドキュメントになっています。編集作業を始めると画面が薄緑色になり、下にある「Update」をクリックすると編集が共有されて画面が白くなります。
appear.inのテキストチャットだと、会議が終わってから打ち込んだ内容を保存できなかったのですが、この共有ドキュメントをコピー&ペーストすれば、議事録をまとめて保存することができるので便利です。
議事録を表示したくない場合は、右上のアイコンをクリックすると画面右にスライドして表示されなくなります。
高機能のホワイトボードがすごい
右上のホワイトボードアイコンをクリックすると上からホワイトボードが降りてきます。
このホワイトボードがなかなかの優れもの。
フリーハンドの書き味も滑らかで、直線、楕円、四角形などの図形も表示でき、色も8色使え、ペンの太さも3種類選択できます。
また、スクリーンショットを撮って保存することもできるのも便利です。
マインドマップなどをみんなで描きながら相談するということもできそうです。
ホワイトボードを表示すると、ビデオ画面が下に移動します。メンバーが増えるとビデオ画面の大きさが小さくなるので、下のスペースに画面が収まり、顔を見ながら相談するということができそうです。
ルームに何人まで入れるのか?
実際にルームに何人まで入れるのかなど、負荷をかけたときの挙動はどうなるか、長期的に使用したときの安定性はどうかなどは、まだ調べていません。これは、今後、テストしていきたいと思います。
便利そうなWeb会議システムが、また1つ登場しました。
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