appear.in+twiddla.comを使ってオンラインワールドカフェ
公開日:
:
事例研究
8人まで同時ビデオチャット可能なWebRTCタイプのビデオチャットシステムであるappear.inと、オンラインで共有して一緒に書き込める無料のオンラインホワイトボードtwiddla.comを組み合わせて、オンラインワールドカフェをやってみました。
Contents
12人でオンラインワールドカフェ
テストに協力してくださったのは合計13名。4人グループを3つ+ファシリテーターという構成で行いました。 最初にWizIQに全員が集まり、主催者からやり方の説明をしました。 あらかじめメンバーがテーブルをどのように推移するのかを決めた表を作り、各自が自分の動き方を確認しました。 そして、 appear.in/table01 appear.in/table02 appear.in/table03 のように、ルームを作り、各自が表を参照しながらルームを移動しました。 問いは、「オンラインワールドカフェの可能性」とし、10分のセッションを3セット行いました。
実際にやってみてどうだったか
ルームへの連絡が難しかった
難しさを感じたのが、ファシリテーターが各ルームに一斉に連絡ができないことです。 「10分経ったので、次のルームへ移動してください」 という連絡を、ファシリテーターが、ルームを実際に回って口頭で連絡することになっていました。 LINEで知らせるとか、別のやり方を見つける必要があると感じました。
ホワイトボードを使いこなせなかった
テーブルリーダーがtwiddla.comのURLをメンバーに紹介するというという方法で、ルームとホワイトボードを結び付けようとしたのですが、これは、完全に混乱しました。ビデオチャットとホワイトボードとは、1つのシステムで結びつけることができたほうがよいと感じました。場合によっては、ホワイトボードなしのほうが分かりやすいと思いました。
接続に戸惑った
appear.inは、ログインなどが必要ないので、かなり接続が簡単なビデオチャットですが、それでも、ルームに入るのに手間取った人がいました。ブラウザを変更したりして、何とか入ることができました。
音声がハウリングした
ルームによっては、音声がハウリングしてしまい、会話がほとんどできなかったという状況もありました。これは、ヘッドセットやヘッドフォンを全員が使用することで回避できると思います。このときは、話す人以外は、マイクをオフにするということで、とりあえず対応しました。
大きな可能性を感じた
いろいろなトラブルは生じましたが、原因を1つ1つ解決していけば、かなりよいセッションができそうだという感触をつかむことができました。 オンラインであれば、遠隔地でも、夜でも実施できるので、対話によってつながることが簡単になります。 このような実験的な試みは、定期的に行っていきたいと思います。
おすすめ情報
広告
関連記事
-
-
私がスカイプからZoomに移行した7つの理由
田原真人です。 スカイプが世の中に果たした役割は、非常に大きいものがあったと思います。